エンディングノートの書き方
4.気になること
あなたの好きなモノでページをいっぱいにしましょう
趣味のコレクションやネット上の友人関係など、あなたにしか書けない情報は、すべて書いておきましょう。
用意すると良いもの
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携帯電話
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パソコン
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趣味のコレクション
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プロバイダ関連書類
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ペット関連書類 など
p.27 - 携帯・パソコンについて
林 パソコンはパスワードを書いておくべきですね。
可知 そうですね。特に私たちのようにフリーランスで仕事をしていると切実です。パソコンに仕事のデータがあるのに、取り出せなくてお客さんに迷惑がかかったという話もあります。
鈴木 私も「もしもファイル」にパスワードを書いてあります。「もし私が死んだら、このパスワードを誰々に渡してください」って。
p.28 - WebサイトのIDについて
可知 最近は比較的高齢の方でも、フェイスブックで昔の友人と交流している人もおられます。
鈴木 そうですね。後から出てきますが、自分の知人・友人はリアルな知人だけではなく、ネット上の友人も考えなくてはならないということです。
林 もし亡くなった方の親族がフェイスブックのパスワードを知っていたら、ログインして訃報と葬儀日程を流すことができるようになるわけです。
可知 普通、ネットだけのつきあいの人を親族は知りませんが、ご本人にとっては大切な友人であることに変わりはないですからね。
れは契約書を残しておくことが大切です。それから、どうやって返済したかも分かるようにしておきましょう。特に個人間で貸し借りのある方は、この機会にきちんと契約書を作成しておく、あるいは精算しておくなどされた方がご家族の方も安心でしょう。
p.29 - 宝物・コレクションについて
林 自分にとって意味があっても、親族に価値が分からなさそうなものは書いておきましょう。
可知 そうですね。自分にとっての価値を書くことが、エンディングノートの意味の一つですね。
鈴木 趣味で集めたものは、自宅に保管してゴミにしてしまうくらいなら、その価値を分かってくれる人に譲るようにエンディングノートに明記しておくと良いですね。
p.30 - ペットについて
可知 ペットはいかがですか?
鈴木 ペットは保健所行きとかにならないようにしてあげたいです。
可知 最近、保健所でペットを引き取る理由の上位に「飼い主さんの死亡・病気」が入ってきたという記事をどこかで読みました。
林 飼い主さんにとって、ペットは家族の一員。もしも自分がお世話できなくなった時のために、家族が引き取るのか団体が引き取るのかに関係なく、ペットの情報は詳しく書いておいてあげるべきだと思います。