top of page
エンディングノートの書き方
7.医療・介護
あなたの命に関することは、あなたが決めておきましょう。
病気や事故であなたが重大な判断をできなくなった時、ご家族にその判断をすべて委ねてしまうのは、ご家族も可哀想。だから今、あなたが判断するのです。
用意すると良いもの
-
保険証
-
処方薬
-
お薬手帳
-
診察券
-
年金手帳 など
p.46 - 健康管理について
可知 この項目も重要です。まさに自分でしか判断できないことです。
鈴木 健康管理の項目は「もしも」の時に必要な項目を書いておくということですね。突然、意識不明になった時とか。
可知 服用している薬の名前が分からない時は、薬剤に書いてある英数の記号をそのまま書いておけば大丈夫です。
p.47 - 告知・延命治療について
鈴木 尊厳死の項目も大切です。自分の意識がなくなって回復の見込みがない時、残された家族に「延命治療をしない」という判断をさせるのは、なによりも残酷です。どの状況でどうして欲しいのか、自分で決めておくと良いですね。
林 家族はずっとその責任を背負っていくわけですから。残すのは優しさですね。
鈴木 今、「尊厳死を希望する」という内容の公正証書を残しておくことができます。もしもの際に必ずその希望が実現するとは限りませんが、最近では医師もその希望を尊重することが多いようです。
p.48 - 介護について
鈴木 介護について書いておくのも優しさです。このページのポイントは、もし自分の身体が不自由になったり、判断能力が失われたりした場合に財産の管理をどうしたいかを書くことです。
林 認知症になってからでは遅いですからね。
鈴木 そうですね。心配なら、先に契約だけ結ぶこともできます。最初は見守りだけで、症状が進むに従って契約内容を変えることもできますから。
可知 後見人は、身寄りのない人のためのものなんですか?
鈴木 いいえ。たとえば子どもに財産管理をさせたくない、身寄りが遠くに住んでいる、などの理由で後見人をつける場合もあります。
林 詳しく知りたい方は、司法書士さんか、あるいは行政書士さんに相談してみましょう。
bottom of page